『親の心、子知らず』

タイトルの件

どのポイントに絞って記録をつけようかと思ったときに

最初に思い浮かんだシーンは、就寝時だった。

 

生後半年ほど、子供は寝返りもしない

ただ、寝返りをするようになってからは、

別人のようにゴロンゴロンと寝どころを縦横無尽に転がりつくす。

 

1歳をむかえると、その行動範囲は起きてるのではないかと思うほどに。

 

当然のことではあるが、

私と子供、体当たりをすると私が勝つ。

同様に、下敷きにした時には、子供は平らになる位に沈んでしまうだろう。

 

その前提の中で、私と子供、妻とで川の字になって寝ているわけである。

子供は、寝る前は限界まで遊び、寝る前には泣き叫ぶ。

つかれた、リラックスしたころに寝る。

 

子供が寝ている中、起こさないように私も時間を空けて寝る。

そのときである、

寝ようと横になったときに、ごろんっ!

そう子がくるんとこちらに来る

 

内心、嬉しい気持ちになる。

寝顔が真横に来るからだ。

 

それも束の間である。

私が寝ようとするときには、

下敷きにしないように、十二分すぎるほどに注意を行う。

そして、端でそっと寝る。

起こさないように慎重にだ。

 

ただし、私は寝るのが得意であるので、秒で夢の中に入れる。

 

この時である

やはりゴロンっ!と子が転がってくる。

 

今度は転がるだけでなく、足がおなかに直撃する。

そう、言うならばかかと落としに近い攻撃力だ。

 

まだお腹に当たるだけなら平凡な比で、横腹に入ったときには・・・

眠気も吹き飛ぶ痛さである。

 

こんな攻防が続くも、私は防御に徹するしかないのである。

子供を守る、子供の眠りを妨げない気持ち

そんなことは子供にとっては気にすることではないのだろう。

 

今も日に日に攻撃力は増す一方である